肺動脈性肺高血圧症(Pulmonary Arterial Hypertension:PAH)は、肺の細い動脈の内側の空間(内腔)が狭くなり、心臓から肺に送られる血液が流れにくくなることにより、肺動脈の血圧(肺動脈圧)が高くなる病気です。
PAHの治療では、狭くなった肺動脈を拡げるお薬を使って肺動脈圧を下げ、心臓から肺に流れる血液の量を増やすことで、PAHの症状(息切れ、動悸、疲れやすさなど)の改善が期待できます。
1種類のお薬では効果が十分でない場合があり、2種類以上のお薬を組み合わせて使う、併用療法が行われることがあります。

久留米大学医学部内科学講座
心臓・血管内科部門
主任教授 福本 義弘 先生からのコメント
現在のガイドラインでは、複数の治療薬を組み合わせる治療法がPAHの標準治療として推奨されています。主治医とともに、長期にわたって治療目標を達成していくことが大事です。